税務会計のミチシルベ

ビジネスマナー⑧ 話の聞き方 聞き上手になる

1.聞く力

多くの人が「自分の話を聞いて欲しい」と思っています。したがって、人の話を上手に聞いてあげると、人間関係が深まります。聞き上手な人は、一緒に居て心地いいのでしょうね。

2.ただ聞くだけでは話してもらえない

同じ話をしていたとしても、会話のはずむ人とそうでない人がいます。会話がはずむかどうかは聞く側にかかっているのです。人は、本来おしゃべりで、自分の話しを聞いて欲しい人はたくさんいます。

しっかりと聞いて、受け止めて欲しいわけです。共感して欲しいのです。無表情で、黙って目をつぶりながら、寝ているのかどうかもわからない様子でしっかりと聞いている人が稀にいます。しかし、話している方は気が気でなく、聞いているのかいないのかわからないので、不安になってしまいます。話しを聞くということは、聞くときのパフォーマンスが重要です。

3. 聞き上手になるための4つのポイント

1)うなずく

相手の目を見ながらうなずきます。会話の合間に首をたてにふるだけなのですが、「あなたの話を聞いています」というサインになるのです。うなずくことにより、話し手は聞いてもらっていること安心し、心を開くことができます。

2)相槌(あいづち)を打つ

相槌とは、「はい」「そうですか」「へえ~」「ほんとですか」「驚きましたね」「大変でしたね」「それからどうしたんですか」「そうですよね」と言った、話しの中で挟む合の手言葉です。

3)オウム返しをする

オウム返しとは、相手の言葉をそのまま返すことです。あいづちに似ていますが、相手の言葉をそのまま返すことにより、共感しているという意思表示ができるわけです。

「昨日飛び込み訪問したお客さんから先程お電話がかかってきて、申込みにあたって話を聞きに伺いたいですって、すごく嬉しいわ!」

「それは嬉しいですねえ」

4)相手の話しを要約して確認する

話の最後に、相手の話しを自分なりにまとめて返してあげます。

「昨日飛び込み訪問したお客さんから先程お電話がかかってきて、申込みにあたって話を聞きに伺いたいですって、すごく嬉しいわ!」

「飛び込み訪問のお客さんから申込って、すごく嬉しいですよね」

4.やってはいけない話しの聞き方

1)相手の顔を見ない
2)話の途中で口を挟む(話の腰を折る)
3)否定的な表現を使う

良好な人間関係は、相手のことを認めることから始まります。話を聞くという行為は、相手のことを認める表現力なのです。話の聞き方を少し意識するだけで、人と人との距離がグンと近くなるわけです。

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