「ポン酢」の「ポン」は何のことかご存知ですか。
寒い時期になると、恋しくなるのが鍋料理ですね。
おいしい鍋を囲んで家族で食事するのは、幸せを感じるひとときなのではないでしょうか。
鍋と言っても、寄せ鍋、すきやき、水炊き、石狩鍋など様々です。
最近ではキムチ鍋やチゲ鍋も人気です。
おしゃれな人は、自宅でチーズフォンデュンデュなどを楽しむ人います。
ところで、水炊きや湯豆腐に欠かせないのが「ポン酢」。
さて、この「ポン酢」の「ポン」とは何を指しているのでしょうか?
「ポン酢」の由来はオランダ語の「Pons」
酢醤油に柑橘類の酸味を加えた汁のことを「ポン酢」と呼びます。
いろんな素材とも相性が良く、料理を引き立ててくれます。
ところで「ポン酢」というのは、一体どんな酢のことをいうのでしょうか?
ポン酢に使われる柑橘系は、一般的にポンカンやザボンです。
ポンカンを使うから「ポン酢」と命名されたのでは?と考える人もいるでしょうが、そうではありません。
実は「ポン酢」の語源は、オランダ語です。
オランダ語で「ポンス(Pons)」という飲み物があって、ビターオレンジの絞り汁に酒や砂糖を加えて温めて飲みます。
ビターオレンジは、日本でいうダイダイに似た果物です。
Ponsが日本の酢を連想させるので、「ポンス」の「ス」に「酢」をあてたのが始まりです。
私もあまり考えたことはなかったのですが、果物の名称からきているのだとばかり考えていたので、まさかオランダ語からきているというのは意外でした。