税理士試験と税務会計をテーマに情報発信

2022年6月11日

税理士になるには学習時間5,000時間とか平均7年かかるとか言われる難関試験です。

そんな難関試験に向けて、私は41歳(2018年)にして本格的に勉強をスタートしました。

28歳頃に税理士を目指そうと思い、理系工学部卒業にもかかわらず製造関係の会社から会計事務所に転職しました。

独学で取得できた日商簿記2級の延長で「税理士試験なんか独学で大丈夫でしょ?」と軽い気持ちで取り組んでいましたが、税理士試験の受験資格が無くて受け始めた社会保険労務士を7~8年受け続けるという馬鹿なことをしたりして、税理士になろうと思い立ってから気づけば十数年の月日が経過していました。

そんなある日、私の2~3歳年上の同僚と話していた時に「最近本を読むのがつらいんだよなぁ」とぼやいているのを聞いて、「あ、自分もそろそろ字がみえなくなるのかなぁ」と思ったとき、「ん?ということはテキストや問題集も見るのがつらくなる?」と考え、その思考が「税理士になろうと決意してこの業界に入ったのに自分は何をしているんだろう?」という思いに変わりました。それが、本格的に税理士試験の勉強を本格的に始めたきっかでした。きっかけというよりは自分がいつ決意して行動に移すかが大事なんでしょうね。

2018年8月頃から本格的に勉強しようとそれまでより勉強量も増やして1年間取り組んだものの、独学での学力は上がらず意を決して2021年の年明けからTACに通い始めました。経験者向けの講座に通い始めましたが、自分の基礎力のなさに愕然とする状況が続き、試験までには伸びていくかもと考えたりもしましたが、結局前年と同じくらいの点数での不合格となりました。

2021年の税理士試験では基礎が大事という点と一日平均2~3時間の学習が必要だというのを実感しました。

2021年9月からは簿記論の受験はするもものTACの財務諸表論の講座に通うことにしました。受講し始めて感じたのが「税理士試験は財務諸表論から受け始めるべき」という点です。計算と理論を同時に学習することで相乗効果があります。税理士試験は簿記論からというのはある意味遠回りになるかもしれません。受かる人は一発で簿記論に受かるかもしれませんが、真面目に勉強しても3~4回受験するケースが多いようです。会計理論を固めてから簿記論を受けることをお勧めします。

2022年現在、財務諸表論と簿記論の学習に取り組んでいますが、一日平均2時間以上の学習は確実に効果が出ていると実感しています。今年の試験が楽しみです。

普段は会計事務所に勤務していて、税理士補助として勤務しています。税理士試験の挑戦記録、普段の税理士事務所での仕事で気を付けたい事項についての備忘録やお役立ち情報を発信していきます。

Posted by sunsunlife