ビジネスマナー① お茶の出し方
1. おいしいお茶は何度くらいがベスト?
お茶の種類によって違いますが、煎茶と玉露で次の温度くらいと言われています。
煎茶…70度~80度
玉露…50度~60度
ところで、煎茶と玉露の違いはといと、その栽培方法にあるようです。
[玉露の栽培方法]
玉露は新芽が出始めか、茶摘みの3週間前から日光を遮って栽培するのだそうです。
遮光率は70%前後から始め、茶摘み前には90%以上の遮光率で育てるとのこと。
日光を遮ることで、茶に葉緑素が増し、鮮やかな緑色になります。また、収穫は基本手摘みとのことです。手間をかけることからも玉露は高級茶として扱われているのです。
さて、会社では主に煎茶を使いますので、80度くらいのお湯と覚えておくと良いでしょう。 ポットのお湯を茶碗に移し、それを急須に入れると、ちょうど80度くらいのお茶になります。
人数分のお茶碗に少しずつ、まんべんなく注ぎ、濃さが同じになるように入れます。 お茶椀の7分目くらいの量がおいしく感じます。
2.運ぶ時、茶碗と茶托は別々にしてこぼさないようにする
茶托と茶碗はお盆の上に別々に乗せて運ぶとよいです。
茶托にお茶がこぼれないようにするためです。
3.お盆は両手で胸の高さに持つ
お盆は必ず両手で持ちます。大切なもの、落としたら割れてしまうものを運ぶからです。
胸の高さで持ち、左右どちらでも構いませんが、大切なお客様のお茶に自分の息をかけない為少しずらして持ちます。また、少しずらした方が足元が見え易いので安全です。
4.誰から順番にお出しする?
お客様の役職の高い人から順に出します。たとえ自社の社長がいても、お客様が先です。
お客様に出し終えたら、自社の役職の高い人から順に出していきます。上座から順に出していけば間違いはありません。
5.こんな時はどうする?
1人で運んで、応接室にサイドテーブルが無い場合は、あらかじめ茶托と茶碗をセットして運びます。片手でお茶を出すことになりますので「片手で失礼します」と声をかけます。
応接室の構造上、お客様の正面からしかお茶を出すことが出来ない場合は、「前から失礼します」と声をかけます。失礼にあたる場合は、一声かければ良いわけですね。
6.コーヒーのセットの仕方は?
コーヒーはカップの取っ手が相手から見て左側に置くのがヨーロッパ式、カップの取っ手が相手から見て右側に置くのがアメリカ式となります。どちらでも、スプーンの柄が右側になるようにセットします。
もしよければ、下記もご参照ください。