【下町ロケット2 ガウディ計画】池井戸潤 中小企業が挑む心臓用人工弁開発 シリーズ第2弾

2018年10月6日

「下町ロケット2 ガウディ計画」は「池井戸潤 下町ロケットシリーズ」の第二弾。

中小企業が「ガウディ」と命名された心臓に埋め込む人工弁開発物語です。

2015年10月3日からTBSテレビドラマ「下町ロケット」と並行して朝日新聞に掲載され、2015年11月に小学館より単行本化、2018年7月に単行本化されました。

2015年10月から放送されたTBSテレビドラマ「下町ロケット」の第6話から第10話の原作です。

2018年10月14日から放送予定のTBSテレビドラマ「下町ロケット」は「下町ロケット ゴースト」が原作。

池井戸潤 作家紹介

1963年 岐阜県生まれ。慶応義塾大学卒。

1988年 三菱銀行(当時)に入行。

1995年 32歳の時に同行を退職。コンサルタント業をしながらビジネス書執筆や税理士・会計士向けのソフトの監修を行う。ビジネス書の執筆業は順調だったものの、テーマが限られていることから将来に不安を感じ始め、夢だった江戸川乱歩賞を目指す。

1998年 「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。

2010年 「鉄の骨」で第31回吉川英治文学新人賞を受賞。

2011年 「下町ロケット」で第145回直木賞受賞。

今回ご紹介する作品

書籍情報

題名下町ロケット ガウディ計画
出版社小学館
発売2018/7/6
ISBN4094065369

登場人物

佃製作所

佃 航平佃製作所の社長。宇宙科学開発機構の元研究員。
殿村 直弘経理部長。メインバンクの白水銀行から出向中。
津野 薫営業第一部長。
山崎 光彦技術開発部長。
唐木田 篤営業第二部長。
江原 春樹営業第二部の若手社員。
迫田 滋経理部係長。
中里 淳技術開発部の若手社員。
立花 洋介技術開発部。
加納 アキ技術開発部。

帝国重工

財前 道生宇宙航空部 開発担当部長。
富山 敬治宇宙航空部 宇宙開発グループ主任。
水原 重治宇宙航空部 本部長。
藤間 秀樹帝国重工社長。

神谷・坂井法律事務所

神谷 修一知財専門の弁護士。

アジア医科大学

真野 賢作アジア医科大学先端医療研究所主任研究員。元佃製作所社員。
貴船 恒広

北陸医科大学

一村 隼人教授。心臓血管外科部長。

桜田経編

桜田 章会長で桜田経編の子会社の株式会社サクラダ社長。
桜田 努桜田経編社長。桜田章の弟。

サヤマ製作所

椎名 直之社長。NASA出身。
月島 尚人開発部マネージャー。

日本クライン

久坂 寛之製造部長。
藤堂 保製造部企画チームマネージャー。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構

山野辺 敏審査役。
滝川 信二審査員。

あらすじ

帝国重工にロケット部品を供給するようになってから数年後、佃製作所は、再び経営の危機に陥っていた。人工心臓用バルブの取引は量産を見越しての試作品製作だけで打ち切られ、NASA出身の椎名社長擁するサヤマ製作所に取引を奪われた。帝国重工とのロケットエンジンの開発でも、サヤマ製作所とのコンペを言い渡され、性能では優ったものの、帝国重工との共同開発を約束したサヤマ製作所が有利な状況が続く。

そんな中、佃製作所の元社員・真野から、「ガウディ」という心臓に埋め込む人工弁の開発依頼を持ち掛けられた。完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができる・・・。しかし、開発の中心人物である大学教授・一村は、人工心臓開発の中心人物・貴船の妨害によって、開発に必要な実験開始の認可が進まず、資金も尽きて開発中止の窮地に。

佃製作所のつくる人工弁は、実用化にこぎつけることが出来るのか・・・。


「下町ロケット」シリーズ第一弾【下町ロケット】、第三弾【下町ロケット ゴースト】もお読みください。

【下町ロケット】池井戸潤 中小企業が夢の大型ロケット開発に参加するシリーズ第1弾

【下町ロケット ゴースト】池井戸潤 宇宙から大地へ シリーズ第3弾