アンデスメロンの名前の由来
アンデスメロンと聞くと原産地がアンデス地方なのかな?と考える人も多いでしょう。
実際はアンデスメロンが誕生したのは日本の研究所です。
今回はアンデスメロンの誕生についてのお話です。
㈱サカタのタネがアンデスメロンを生み出した
メロンは高級果物のひとつで、虫がつきやすく、実がついても大きくなるものは数が限られてしまい、どうしても高額になってしまう果物でした。
収穫量が増やせれば収益が増やせると考え、丈夫な品種を開発するというのが種苗メーカーの長年の悲願でした。
そして、日本の種子メーカーである㈱サカタのタネが、長年の夢であった丈夫なメロンを開発したのです。
その丈夫なメロンの名前を決める時に、害虫に悩まされることもなく安心して栽培できるということで「アンシンデスメロン」という名前を付けようと考えました。
しかし、それでは夢がなさすぎるということで「アンデスメロン」という名前に決めたのでした。
もう一つの日本で代表的なメロンは夕張メロン
日本で代表的なメロンにはもうひとつ、夕張メロンがあります。
正式な名前は「夕張キングメロン」で「夕張メロン」は商標名です。
赤っぽい果肉が特徴で、果肉にはカロチンが含まれているので栄養効果が高まった上、カボチャのような甘い甘みがあります。
お見舞いの品として定番の高級果物の象徴だったメロンは、努力の結晶といえるもので、開発だけでなく、流通に関する努力などによって、今ではおなじみの果物となっています。