「チチンプイプイ」は何とオナラの音

雑学

今となっては子供たちの遊びと言えば、テレビゲームやパソコン、スマホが主流です。

一昔前と言ったら子供たちは野山をかけまわり、鬼ごっこやちゃんばらをして遊び、暗くなるまで外で遊んでなかなか帰って来ないものでした。

そういう時代の子供たちは、傷だらけになっては母親に傷口をオキシドールで消毒してもらい、赤チンキを塗って、「チチンプイプイ、痛い痛いの飛んでいけ!」とおもじないをしてもらっていたものです。

ところで、「チチンプイプイ」というおまじない。実は「オナラ」の音だったというから、ちょっとびっくりです。

「屁こき爺」の中での「チチンプイプイ」という屁の音色が発端

日本各地に「屁こき爺」という昔話が語り継がれていて、主人公は竹取りを家業にしている貧しいお爺さんです。

とある日、竹やぶに入り竹を採っていると、そこに地主がやって来て、「そこにいるのは誰じゃ」と言いました。

びっくりしたお爺さんは、思わず、「私は、日本一の屁がこける翁でございます」と口から出まかせを言ってしまったのです。

すると地主は、「なになに、日本一の屁がこけるとな。それではひとつ、その屁を聞かせてたもれ」と言いました。

「チチンプイプイ」は、その時こいた屁の中で最も見事な音色だったものです。

地主は大いにその屁の音が気に入り、その後、この音色で屁をこくたびに、褒美をたくさん与えたのだそうです。

そして、「チチンプイプイ」は、良い結果をもたらすものの象徴となり、その後、ケガを早く治すおまじないになっていったというわけです。

「チチンプイプイ」の由来はもうひとつある

「チチンプイプイ」の由来には、江戸幕府3代目の将軍である徳川家光の乳母である春日局に由来する説もあります。

家光が竹千代と呼ばれていた幼いころ、泣いている竹千代に対して乳母の春日局は

「智仁武勇(ちじんぶゆう)は御代(みだい)の御宝(おんたから)だから泣かないでおくれ」

と言ったそうです。

意味としては、「知恵とやさしさと武力と勇気に満ちあふれたあなたは徳川家の宝なのだから、泣かないでおくれ」ということです。

そういう風にして、春日局は泣いている竹千代に対して、将来、将軍となることも考えていたのでしょうか、「智仁武勇(ちじんぶゆう)」という言葉を用いて、あやしていたそうです。

その話が、庶民に伝わった時、「智仁武勇(ちじんぶゆう)」の部分が「チチンプイプイ」に変化して伝わったというものです。

もともとの意味がわからないまま、庶民の間ではおまじないのような言葉として伝わってしまったのだろうとのこと。

オナラと智仁武勇の説、すごい差があるようですが、母親が「チチンプイプイ」と子供をあやしている姿は、なんとも微笑ましいものです。

これからも「チチンプイプイ」で母親が子供をあやす姿は受け継がれていくのでしょうね。

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税務会計のミチシルベ

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