簿記論・財務諸表論 間違いノート

税理士試験における会計科目で必須の簿記論と財務諸表論。

簿記の知識をかなりのレベルまで上げ、ハイレベルな計算能力を身につけなければ試験を突破出来ません。

そんな難関試験である税理士試験は凡ミスをどれだけ減らせるかというのも試験対策として必要です。

同じミスを繰り返すようでは合格も遠のいてしまいます。

そこで、簿記論と財務諸表論を勉強していく上で間違いそうなものを日々ピックアップしていきます。

 

現金預金

売掛金を回収したときに受け取った得意先振出小切手を当座預金に記帳したが預け入れは翌日だった

誤: 当座預金 100 売掛金 100

正: 現金   100 売掛金 100

 

現金を当座預金として預け入れ会計処理を行ったが時間外だったため翌日の入金となった

誤: 現金 100 当座預金 100 (修正仕訳)

正: 仕訳不要

 

 

売掛金の回収が先日付小切手

誤:現金   100 売掛金 100

正:受取手形 100 売掛金 100

 

減価償却

生産高比例法

誤:月割計算で計算

正:月割計算しない

 

償却率

誤:償却率が与えられているのに耐用年数で割って計算

正:償却率が与えられている場合には耐用年数で割るのではなく償却率で計算

 

その他

火災未決算

誤:火災未決算の金額が保険金額を超えているのに全額を火災未決算として処理

[前提条件]

備品取得価額   4,000

減価償却累計額  2,400

減価償却費    400

保険金額     1,000

[仕訳]

減価償却累計額 2,400 備品 4,000

減価償却費   400

火災未決算   1,200

 

正:火災未決算の金額が保険金額を超えている場合は超過額を火災損失として処理

[前提条件]

備品取得価額   4,000

減価償却累計額  2,400

減価償却費    400

保険金額     1,000

[仕訳]

減価償却累計額 2,400 備品 4,000

減価償却費   400

火災損失    200

火災未決算   1,000