会社で購入する社長の社有車は4ドアにしましょう

2018年10月16日

車は人を運ぶ、荷物を運ぶという重要な役割があります。

普段荷物はそれほど運ぶことはないにしても、通勤や送迎、接待で使うケースの多い車。その利用目的は様々です。

今回は、社用車を購入する際の注意点について解説します。

高級な社用車は4ドアセダンがおすすめ

以前、フェラーリの購入費用が経費として認められた裁判があったそうです。

税務署は、業務に利用された証拠がなく、高級外車であるフェラーを選んでいるのは個人の趣味であることを理由に最初は否認をしました。

税務署の主張に対して、裁判所は高級外車ではあるけれども、実際に業務に利用していた実績があり、フェラーリを利用していた役員に対して旅費交通費・通勤手当が支給されていなかったというのを理由に業務に利用されていると推認したそうです。

さて、実際、フェラーリやランボルギーニなどのいわゆるスポーツカーの購入費用が会社の経費(減価償却費)になるのでしょうか?

スポーツカーの販売店がデモカーにするなどの場合は利用目的がはっきりしていますが、一般の会社や病院での車の利用目的は通勤や送迎、接待が主になります。

個人の趣味で買ったとなれば格好の税務署の否認の標的とされます。くれぐれも使っているという根拠やその車でなければならない理由が説明できない限り、経費にするのは難しいです。

というわけで、社用車を購入する際は、人を運びやすいセダンの4ドアの高級車、これにつきます。高級車を購入する際はご注意を。

 

法人税法の取り扱いについて、注意したい点について一覧にまとめていますので、もしろろしかったらご覧ください。

【まとめ】法人税について知っておきたい豆知識