ケチャップは日本人が生み出した
ケチャップと言えば、アメリカ人がハンバーガーやホットドッグにたっぷりかけて、豪快にかぶりついている姿を思い浮かべますよね。
なので、ケチャップはアメリカで発明されたのでは?
と考える人も多いのではないでしょうか?
ところが、実はケチャップを発明したのは日本人なのです。
ケチャップを発明したのはカゴメの創業者
ケチャップを考え出したのは、蟹江一太郎という方で、苦心の末に明治40年に開発しました。
それまでは、トマトをすりつぶしただけのトマトピューレが出回っていました。
蟹江さんは兵役についていた頃に外国かぶれの上官に出会いました。
その上官から、トマトピューレを使った料理をご馳走になる機会がありました。
当時、日本ではトマトは赤ナスと呼ばれていて、鑑賞用としてわずかに栽培されていたにすぎませんでした。
トマトを食べること自体珍しく、蟹江さんはトマトピューレにびっくりしたようです。
蟹江さんはトマトピューレを自分で作ろうと考えましたが、日本で作られるトマトは酸味が強く、塩や砂糖、香辛料や調味料を加えて味を調えていき、最終的に現在のような甘いトマトピューレであるケチャップが出来上がったのでした。
蟹江さんが作り出した甘いトマトピューレは、それまで売られていたトマトピューレとは全く味が違い、蟹江さんは独自に名前を付けて売り出そうと考え、付けられた名前がケチャップという名前だったのです。
ケチャップというネーミングは、何となく楽しい語感だったからだそうです。
そして、ケチャップを製造するために創業したのが、皆さんもご存知のカゴメという会社だったのです。
ケチャップ=カゴメと思い浮かべるように、今ではカゴメはケチャップのトップメーカーですね。