旅行会社やホテルの利益率はかなり低い

格安での海外ツアーがある反面、1泊何万円もするホテルがあるなど、その利益構造が気になる旅行業界。

その利益率はどうなっているのでしょうか?

旅行会社やホテルの利益率は数パーセント

旅行会社はツアーを企画したり、航空券やそのほかの交通機関のチケット、宿泊先の手配などをしてくれます。

その旅行会社の利益率は、平均1パーセントとかなり薄利なのです。

JTBの平成30年3月の連結決算を例に挙げます。

売上高 1兆3,229億円

営業利益 51億円

営業利益率 0.4%

旅行会社は航空会社やホテルのマージンによって、なんとか成り立っているようです。

ホテルはというと、宿泊料金と稼働率によって中身がガラッと変わってくるので、利益率の幅は広く、高級ホテルやビジネスホテルなどの形態によって大きく異なります。

ホテルオークラの平成30年3月の業績は下記のとおりです。

売上高 764億円

営業利益 37億円

営業利益率 4.8%

東横インの平成30年3月の業績は下記のとおりです。

売上高 848億円

営業利益 154億円

営業利益率 18.1%

一言で旅行業界といっても、利益構造は様々なのですね。