【マスカレード・ホテル】東野圭吾 二人のプロフェッショナルが事件解決へ突き進む

2018年10月9日

累計265万部を突破した「マスカレード」シリーズの第一弾。

ホテル・コンテシア東京で繰り広げられる第4の連続殺人事件。暗号から判明したのがホテル・コンテシア東京で第4の殺人事件が起きることだった。第4の殺人事件を未然に防ぎ、犯人を逮捕するため、警察はホテルへの潜入捜査をすることに。フロントスタッフに扮した捜査一課の刑事 新田浩介にコルテシア東京の優秀なフロントクラーク 山岸尚美が教育兼補佐役となる。当初は対立していた二人だったが、お互いの仕事ぶりを見て信頼を高めていく。

2011年9月に集英社より出版され、2014年7月には文庫化。

2014年8月に新田と尚美がであうまでのエピソード集「マスカレード・イブ」が単行本で発売。

2017年9月に「マスカレードシリーズ」第三弾「マスカレード・ナイト」が発売。

2019年1月に木村拓哉・長澤まさみ共演により映画化予定。

 

東野圭吾 作家紹介

1958年大阪生まれの日本を代表するミステリー作家。

1981年大阪府立大学電気工学科を卒業。

日本電装(現・デンソー)(株)に技術職として入社。

1985年に『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞。

1986年に退社して作家に専念。

1999年『秘密』で日本推理作家協会賞を受賞。

2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。

代表的な作品に加賀恭一郎シリーズとガリレオシリーズがある。

今回ご紹介する作品

書籍情報

題名マスカレード・ホテル
出版社集英社
発売2014/07/18
ISBN9784087452068

登場人物

新田 浩介捜査一課の警部補。

フロントスタッフとして潜入することになる。

山岸 尚美フロントクラーク。

新田の教育係の担当を任命されることになる。

稲垣捜査一課係長。新田の上司。
藤木総支配人。尚美の初上京時には副支配人だった。
尾崎捜査一課管理官。
本宮捜査一課。新田の先輩。客を装ってホテルの監視に当たる。
田倉宿泊部長。尚美の直接の上司。
久我フロントオフィス・マネージャー。
関根捜査一課。巡査。ベルボーイとして潜入する。
能勢品川警察署の刑事。一見愚鈍だが、バディを組んだ刑事は、皆一目置いている。
杉下ベルキャプテン。
仁科 理恵宴会部ブライダル課。
片桐 瑶子宿泊客。目の不自由な老婦人。ただし・・・。
安野 絵里子宿泊客。とある男性の写真を示し、決して近づかせないでほしいと依頼。
栗原 健治宿泊客。新田に不自然なほど絡んできて理不尽な要求を繰り返す。実は過去に新田との間に因縁があった。
高山 佳子ホテル・コルテシア東京で挙式予定。ストーカーに狙われている疑いがある。

あらすじ

都内で不可解な3件の連続殺人事件起きた。容疑者もターゲットも不明でああるものの、現場に残された暗号が解読され、次の犯行場所は一流ホテル・コルテシア東京になることが発覚した。第4の殺人事件を未然に防ぎ、さらには犯人を逮捕するため、警察は捜査員をフロントスタッフやベルボーイに扮して潜入捜査をすることになる。捜査一課の刑事である新田浩介は、帰国子女であることからフロントスタッフに扮することに。そして、コルテシア東京の優秀なフロントクラークだる山岸尚美がその教育兼補佐役となるのだった。

お客様を第一に思う山岸尚美と、すべての人に疑いのかける新田浩介は当初は対立したものの、お互いのプロの仕事に共感し、信頼を寄せていく。

警察は未然に事件を防ぎ、犯人を逮捕できるのか?

ホテルは捜査協力によって、その評判を保つことが出来るのか?